ある原子のある特定のパターンの原子核をもつものが、安定を求めて自然崩壊する。
すると、わずかなエネルギーが発生する。
一つの原子核もつエネルギーは小さなものでも、原子核自体が非常に小さいので、
少しの物質というものでも、それなりのエネルギーをもつ。
しかし、福島の原子力発電所から解き放たれた、放射能の塵やごみ
原子炉内の燃料や使用済燃料が、水素爆発によって、四方八方に飛び散った。
日本の知っている原子爆弾は、高温、熱風など、一瞬の出来事だった。
その後、黒い雨となり、広島や長崎に降り注いたりしたが、今は、広島や長崎も
大都市として、その再生を遂げた。
しかし、原子炉や使用済核燃料から飛ばされた放射性物質は、音もなく
匂いもなく、熱線もない。
人体にどのような影響を与えるのか、何も知り得ることもなく、
未来を予測もできず。
ただただ、計測器が、マイクロシーベルトと言い、ベクレルという。
この無言の塵芥にどのように立ち向かうべきか?
無限のエネルギー、無限の電気を生み出す
魔法の箱は。
人間の命や病気への恐れ、進入できない広大な土地
それらを含んで、現在も、時が過ぎ行く
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